気胸入院 3〜5日目

この辺はあまり書くことがない。
ドレーンは相変わらず痛いが、4日目には痛みにも慣れ、自力でレントゲン室まで検査に行ったり、売店へ買い物行ったりと自由に動き回れるコツをつかむ。
ドレーンが刺さってるあたりを軽く抑えながら、チューブが引っ張られないように注意して動くと激しい痛みには襲われない。

毎日撮るレントゲンの結果も快調で、もしかしたら手術をせず退院もありかも知れないと言われて高揚。もしかして今週で退院できるのか…?と希望が出てくる。
4日目にはドレーンの電源を止め、もう肺から空気漏れがないかどうか確認することに。

この頃にはよく食べよく寝て、読書も出来るようになる。
売店でなんとなく買った「佳代のキッチン」を読む。ラストは釈然としない所があったが、ほっこり人情グルメ話で好きな話だった。なぜここの売店では続きを仕入れてくれないのか。
Huluで海外ドラマを観たり、娯楽を楽しむ余裕が出てきて、痛みはあるものの休暇のような気持ちになる。
とはいえ、仕事の繁忙期が過ぎた時期で本当に良かった。あまり気に病まずに休めるというのも療養には大事なことである。

管が胸に入っているため、風呂には入れない。
看護師さんの手により、3〜4日おきに熱いタオルで体を拭いてもらったり、髪を洗ってもらう。
でも異物が体に入っているため?の微熱が続くせいか、毎日かなり汗をかく。家族に大量のウェットティッシュやボディシートを持ってきてもらっていたので助かった。
あと、気休めにドライシャンプーも売店で購入。頭皮の匂いが抑えられるだけでスッキリする。

と、なかなか順調な入院生活を送っているようでうまくはいかないのが人間の体の不思議。